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CAR-T細胞の検体輸送

CAR-T細胞とは、患者の身体から採取したT細胞(免疫細胞)に、CAR遺伝子を人工的に導入し培養・増殖させたものです。これを患者の体内に戻すことで、がん細胞を強力に攻撃し排除するという効果が期待できるというものになります。

そんなCAR-T細胞治療に関連する検体輸送では、温度・時間・振動などの厳密な管理が求められます。本記事では、CAR-T細胞を安全かつ適切に輸送するためのポイントや対応可能な業者の選び方を解説します。

目次
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CAR-T細胞の検体輸送とは

CAR-T細胞治療では、厳格な温度管理下で2度の輸送工程が必要となります。1回目は、医療機関にて患者からアフェレシス(成分採血)で採取された白血球(T細胞を含む成分)を製造施設へ搬送するというプロセス。2回目は製造施設・CPC(Cell Processing Center:細胞培養加工施設)にて遺伝子改変・増殖したCAR-T細胞を、極低温状態で患者の待つ医療施設に送り返すという工程になります。

つまり CAR-T細胞の検体輸送では、往路と復路の2回に渡って、安全かつ厳格な輸送が求められるということになります。なかでも重要なのは温度管理で、医療施設に送り返す際はマイナス150℃以下での輸送が原則。また患者の容体に合わせて製造と輸送が計画されるので、輸送時間の厳守も求められます。

CAR-T細胞の検体輸送会社の選び方

そもそもCAR-T療法というものは厚生労働省のガイドラインを満たし、製造販売業者から認定を受けた施設間でのみ輸送・実施が可能というものになります。輸送業者も、関連する条件や資格を満たしていなければならないというのが大前提となります。

原則としてマイナス150℃以下での輸送が求めらるCAR-T細胞は、振動や気圧変化に耐え、気密性を保持できるドライシッパーなどを用いることも必須とされます。病院で患者から採取した白血球を製造工場へ輸送する際は4°C前後の冷蔵状態で短時間(通常24〜48時間以内)に届ける必要があり、CPC(Cell Processing Center:細胞培養加工施設)での遺伝子改変・増殖後は液体窒素(-150°C以下)を用いた極低温輸送が一般的なため、輸送に対応できる業者も限られてきます。

CAR-T細胞に限らず、生体組織や血液、細胞加工品などの輸送時には、温度管理や輸送技術、厳格な時間指定と管理体制が求められます。輸送する検体に合わせて求められる技術や輸送方法が異なるため、輸送物に合わせた業者を選びましょう。

CAR-T細胞の検体輸送のポイント

CAR-T細胞の検体輸送において、特に重要視されるのが温度管理とスケジュール管理になります。輸送を担当する業者に求められる具体的な内容について、見ていきましょう。

温度管理とモニタリング

CAR-T細胞は原則としてマイナス150℃以下での輸送が求められます。液体窒素による極低温を維持することができることは言うまでもありません。加えてデータロガーなどを活用し、輸送中の温度をリアルタイムで監視・記録されていることを証明することも求められます。また輸送に用いる容器には、振動や気圧変化に耐え、かつ気密性を保持できるドライシッパーなどを用いることも必須となります。

輸送経路とリスク管理

CAR-T細胞の検体輸送は患者の容体や細胞の生存率維持など、厳格なスケジュール管理が求められます。一方、検体輸送の経路は、施設間の距離・交通事情・通関の有無など様々な要素により左右されます。そうした現実を踏まえ、事前に試験輸送を行い、時間・振動・衝撃などのデータを取得し、綿密なシミュレーションを行っている会社であれば、リスクは低くなると期待できます。

高度な技術と管理体制が求められる細胞輸送

CAR-T細胞の輸送については、技術と管理体制の両立が不可欠です。CAR-T細胞の検体輸送は、がん治療を行う患者にとって、まさに命綱と言っても過言ではありません。それこそ単なる運搬ではなく、“命”を預かる仕事であり、治療品質と安全性を守るという重要な役割を担っています。それゆえ、輸送会社選びの際は、温度管理、輸送経路の選定やシミュレーション、記録管理などを徹底し、高い専門性を有しているかが重要になります。

CAR-T細胞を含めて、生体組織や細胞加工品を輸送する場合に気を付けるべき点は多々あります。生体組織や血液などを送る病院側も、細胞加工品を送り返すCPC施設側も、デリケートな検体の輸送で知っておくべき知識と注意点を理解しておきましょう。

送りたい検体の種類別
おすすめの検体輸送会社3選

検体を一般貨物で送るのは、多大なるリスクを伴います。冷蔵・冷凍保存したとしても、その温度が適切に維持できていなければ品質劣化を招きます。劣化した検体からは、正しいデータは取れません
といっても、すべての検体に温度管理が必要なわけではなく、重要なのは検体にマッチした適切な輸送方法かどうか。ここでは代表的な検体を分別し、おすすめの輸送会社をピックアップしています。

温度管理が必要な検体
治験検体・再生医療加工品など
アスクトランスポート
(αTemp)
アスクトランスポート
引用元:アスクトランスポート サービスサイト
(https://alpha-temp.com/)
温度管理が必要な
検体輸送に強い理由
  • 極低温から高温帯まで幅広い温度に対応でき、ロガーで温度変化も見逃さない
  • 検体に適した梱包を施し、輸送時の振動や衝撃から保護できる
  • 空輸や幹線輸送で、早期納品やピンポイントな時間指定にも対応できる
混載が許容できる検体
冷凍血液・髪の毛・爪など
ヤマト運輸 特殊医薬品
ロジスティクス
ヤマト運輸 特殊医薬品ロジスティクス
引用元:ヤマト運輸 特殊医薬品ロジスティクス サービスページ
(https://business.kuronekoyamato.co.jp/promotion/pharmaceuticals/)
混載でコスト重視の
検体輸送に強い理由
  • 一般貨物を運ぶ混載便を利用することで、コストを抑制して輸送できる
  • 車自体に衝撃保護資材を搭載し、安定した検体なら容易に梱包できる
  • 多少の低温保管が必要であれば、クール便の混載で輸送できる
海外へ輸送する検体
感染性物質(ウイルス・病原体)など
FedEx
(フェデックス)
FedEx
引用元:FedEx公式サイト
(https://www.fedex.com/ja-jp/shipping/industry-solutions/healthcare.html)
海外の
検体輸送に強い理由
  • 海外輸送で必要なIATA(国際航空運送協会)などの厳格な規則を遵守
  • 自社専用の航空機を含む輸送ネットワークを世界220以上(※)で展開
  • デリケートな貨物に対応する専門ロジテスティクスソリューションを提供

※参照元:FedEx公式サイト(https://www.fedex.com/ja-jp/about/facts.html)2026年4月調査時点

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