本記事ではDHLが提供している検体輸送サービスの強みや所有している車両、資材の特徴を解説しています。世界各国・地域のネットワークが豊富で海外への輸送を強みとしている会社です。医療業界向けの国際エクスプレスサービスを提案します。
DHLの最大の強みは、時間制約と温度管理が厳しいライフサイエンス分野に特化した「DHLメディカルエクスプレス」です。世界各国・地域を結ぶ広範なネットワークを活かし、治験薬や検体を短時間で輸送します。通関手続きの専門知識も豊富で、国境を越える際の遅延リスクを最小化。また、集荷から配送まで24時間体制の監視センターが貨物をモニタリングしており、万が一の際も優先的な対応が行われます。
有用なデータを取るために必要な検体は、いかに品質を安定させたまま運ぶかが課題。検体によって適切な温度や衝撃対策は違うため、個々の検体を運ぶのに優れた強みを持つ輸送会社を選びましょう。
このサイトでは代表的な医療検体を「生体検体」「乾燥・凍結検体」「実験動物検体」に分け、それぞれのおすすめ輸送会社を紹介しています。依頼先選びの参考にしてみてください。
検体の品質維持のため、IATA(国際航空運送協会)の危険物規則書に準拠した多種多様な梱包資材を提供しています。ドライアイスを用いた冷凍輸送や、高性能な保冷剤(PCM)を使用した定温輸送など、-196℃の液体窒素タンクから常温(15~25℃)まで厳密な温度管理が可能です。また、輸送中の温度や衝撃を記録する「スマートセンサー」を同梱でき、輸送データの完全性とトレーサビリティを確実に保証します。
DHLは自社保有の貨物航空機と配送車両を駆使し、検体輸送において「優先積載」を徹底しています。配送車両自体は一般的なバンが主流ですが、検体輸送専用の梱包資材により外気温の影響を遮断します。また、空港内や集配拠点では一般貨物とは分けた特別な動線で扱われ、リードタイムを短縮。大規模な医薬品物流(DHLサプライチェーン)の場合は、GDPガイドラインに準拠した定温管理トラックも配備されています。
DHLはドイツポストDHLグループ傘下の国際物流最大手であり、世界220以上(※2026年1月時点)の国と地域で事業を展開しています。日本法人であるDHLジャパン株式会社は、国際エクスプレス業界のマーケットリーダーとして、半世紀以上にわたり日本の貿易を支えてきました。特にライフサイエンス・ヘルスケア産業を重要成長分野と位置づけ、厳格な温度管理とコンプライアンス遵守が求められる医療輸送において高い実績を誇ります。
※DHL公式サイト参照(https://www.dhl.com/discover/ja-jp/ship-with-dhl/life-science-healthcare)
| 輸送できる検体 | 治験薬、臨床検体、生物由来物質(カテゴリーA・B)、医薬品、医療機器など |
|---|---|
| 温度管理方法 | 極低温(液体窒素)、冷凍(ドライアイス)、冷蔵(2~8℃)、定温(15~25℃) ※スマートセンサーによる温度ロギング対応 |
| 保有車両 | 自社貨物航空機、集配用バン、大型トラック(グループ全体) |
| 輸送手段 | 航空輸送(エクスプレス)、陸上輸送 |
| 輸送実績 | 世界220以上の国・地域への広範な輸送ネットワークと多数の治験物流実績(※) |
| 会社所在地 | 東京都港区芝浦1-1-1(DHLジャパン株式会社 本社) |
| 電話番号 | 0120-39-2580(カスタマーサービス) |
| 公式サイト | https://www.dhl.com/discover/ja-jp |
検体を一般貨物で送るのは、多大なるリスクを伴います。冷蔵・冷凍保存したとしても、その温度が適切に維持できていなければ品質劣化を招きます。劣化した検体からは、正しいデータは取れません。
といっても、すべての検体に温度管理が必要なわけではなく、重要なのは検体にマッチした適切な輸送方法かどうか。ここでは代表的な検体を分別し、おすすめの輸送会社をピックアップしています。
※参照元:FedEx公式サイト(https://www.fedex.com/ja-jp/about/facts.html)2026年4月調査時点