本記事では検体輸送会社を一覧形式でまとめ、ご紹介しています。それぞれの検体輸送の強みや特徴を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
検体を一般貨物で送るのは、多大なるリスクを伴います。冷蔵・冷凍保存したとしても、その温度が適切に維持できていなければ品質劣化を招きます。劣化した検体からは、正しいデータは取れません。
といっても、すべての検体に温度管理が必要なわけではなく、重要なのは検体にマッチした適切な輸送方法かどうか。ここでは代表的な検体を分別し、おすすめの輸送会社をピックアップしています。
※参照元:FedEx公式サイト(https://www.fedex.com/ja-jp/about/facts.html)2026年4月調査時点
おすすめした検体輸送会社3社について、より具体的な強みや温度管理・衝撃回避の技術などについて詳しくまとめました。さらに詳しく知りたい場合は、ぜひ直接お問い合わせしてみてください。
<輸送できる検体の種類>
アスクトランスポートでは、厳密な温度管理が可能な専用車両や輸送ボックスを使用し、高温・常温・冷蔵・冷凍・極低温と幅広い温度帯に対応しています。輸送中も温度をモニタリングすることで、温度変動の影響を最小限に抑えた高品質な輸送サービスを提供できるのが強みのひとつ。
さらに専任デスクが輸送プランをコーディネートし、梱包から納品までワンストップで実施。社内リソースも大幅に軽減できます。
渋滞や自然災害といった予期せぬ交通状況にも対応するため、空輸や幹線輸送を組み合わせたハイブリッド輸送にも対応可能。このシステムにより、柔軟なルート調整が可能で、時間に制約のある検体や医薬品などの確実な納品に期待できるでしょう。
また、輸送中のリアルタイム温度管理とログデータ提供により、品質管理の厳しい輸送にも対応しており、安心して任せられるサービスを提供しています。
ここではアスクトランスポートが温度管理・衝撃保護のためにどのような対策を行っているかを解説しています。
通常運行時はカード型のロガーを使用しています。貨物の近くに搭載することで、80℃から-40℃までの詳細な温度チェックが可能です。
特殊運行時は無線モニタリング機能を使うことで、開梱しなくてもリアルタイムで温度が分かります。万一の場合はアラームを鳴らせるので、異常発生前に素早く対応できます。
検体輸送において長年の実績を持つアスクトランスポートでは、輸送時の衝撃緩衝方法についても熟知しています。
タキゲン社の防振ボックスを使うことで、ダンパーとコイルスプリングを活かし、電気的な制御を行うことなく振動を抑えられます。輸送⾞両・輸送容器ともに衝撃吸収機能を備え、検体保護に努めています。
ここではアスクトランスポートが保有する検体輸送車両の情報をまとめています。

温度管理車両(1t車)
車両の特徴

大型トラック(3t車)
車両の特徴
| 会社名 | アスクトランスポート株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都港区芝浦4-12-38 |
| 電話番号 | 03-3456-3671 |
| 公式サイト | https://ask-tr.jp/ |
<輸送できる検体の種類>
ヤマト運輸の強みは、全国津々浦々にまたがる細やかな配送網。毎日のように走る一般貨物の混載便車に、検体を運ぶための専用ボックスや資材を組み込むことで、的確なエリアクリアランスを実現しながらの配送が可能。
専用の輸送便がいらないため、比較的安定した状態の検体であれば、品質を維持しつつコストを抑えた輸送が可能です。
冷凍血液や血清など、一定温度以下の管理が必要な検体なら、ヤマト運輸のクール便でも一部配送可能。独自のロジスティクス技術により、温度を逸脱した際のアラートや混雑時の自動配送ルート変更、温度上昇を防ぐリアイスなどの対応も可能。一定温度以下を保つ必要がある安定状態の検体なら、ヤマト運輸でコスパ良く運べます。
ここではヤマト運輸の特殊医薬品ロジスティクスが、温度管理・衝撃保護のためにどのような対策を行っているかを解説しています。
配送状況や温度の推移、位置情報など、輸送物の状態をリアルタイムでモニタリングします。
温度の逸脱やセキュリティ面での異常を検知するとアラートを出せるので、自動配送ルートの変更やリアイスなど、トラブルになる前に対処可能です。
混載便だと、車体の揺れで重い一般貨物とぶつかり、検体にダメージが加わる可能性が出てきます。
ヤマト運輸の特殊医薬品ロジスティクスでは、この問題をエリアクリアランスにより解決。一般貨物との間が完全に仕切られているので安全輸送が可能です。
公式サイトに輸送車両の情報が掲載されていませんでした。
| 会社名 | ヤマト運輸株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都中央区銀座2-16-10 |
| 電話番号 | 03-3541-3411 |
| サービスページ | https://business.kuronekoyamato.co.jp/promotion/pharmaceuticals/ |
<輸送できる検体の種類>
FedExは、冷凍、冷蔵、常温での検体輸送に対応。検体に合わせて検証済みの梱包材、輸送資材を幅広く取り揃えています。生体試料を安全かつ迅速に病院からラボへ安定した状態で輸送し、高品質な臨床データを確保します。
集荷・配送には、検体を慎重に輸送するために必要な手順を正確に熟知しているスタッフが対応。ほぼリアルタイムでトラッキングする技術やセンサーを駆使して、ロケーションや温度を監視します。専門チームが24時間365日、配送を監視しており、予測技術を駆使して、陸路や航路に問題がある場合は即座に緊急措置を発動します。
ここではFedExが温度管理・衝撃保護のためにどのような対策を行っているかを解説しています。
独自デバイス「SenseAware」が輸送中の温度を常時監視し、逸脱の予兆があれば即座にアラートを発信。24時間体制の専任チームがこれを監視し、通関等の遅延時には主要拠点でドライアイス再充填を行うなど柔軟に介入します。極低温から定温まで対応する梱包技術と、優先して貨物を動かすオペレーションを組み合わせ、輸送完了まで検体の品質と安全性を守ります。
デバイスが位置情報と共に衝撃や落下、開封をリアルタイムで検知・記録し、輸送品質を可視化。物理面では、IATA規則に準拠した耐圧容器や厳格な二重梱包を適用することで、外部からの衝撃を確実に吸収・緩和します。貴重な検体の破損や内容物の漏洩リスクを物理とデータの両面から可能な限り抑え、安全性の高い配送を実現するための高度なセキュリティと品質管理体制を提供しています。
ここではFedExが保有する検体輸送車両の情報をまとめています。

燃料効率を改善する100%電気自動車e-NV200
車両の特徴
| 会社名 | フェデラルエクスプレスジャパン合同会社(日本法人) |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都江東区有明3-5-7 TOC有明イーストタワー 6階 千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1 ワールドビジネスガーデンマリブウエスト |
| 電話番号 | 0120-003200 |
| 公式サイト | https://www.fedex.com/ja-jp/ |
アスクトランスポートは、治験薬や検体をはじめとした輸送実績が豊富です。幅広い温度帯に対応できる車両を有しているのが強みで、冷蔵帯と加温帯の同時輸送が可能。クライアントにとって適切な提案を行えます。
ヤマト運輸が提供する検体輸送サービスの強みは、輸送中の温度や位置情報を瞬時に把握できる仕組みを整えていることです。
セキュリティ面で異常を検知するとアラームが鳴り、自動でルート変更やリアイスが可能で、迅速な対応が特徴となっています。
FedEx(フェデックス)の検体輸送の強みは、総合航空貨物輸送会社としての海外への輸送に加え、IATA(国際航空運送協会)などの厳格な規則を遵守している点です。感染性物質を輸送するための厳重な包装や梱包方法で対応しています。
有用なデータを取るために必要な検体は、いかに品質を安定させたまま運ぶかが課題。検体によって適切な温度や衝撃対策は違うため、個々の検体を運ぶのに優れた強みを持つ輸送会社を選びましょう。
このサイトでは代表的な医療検体を「生体検体」「乾燥・凍結検体」「実験動物検体」に分け、それぞれのおすすめ輸送会社を紹介しています。依頼先選びの参考にしてみてください。
ジェットエイトの検体輸送の強みは、治験薬、医薬品原料・医薬品などの輸送に加え、実験動物や感染性物質輸送などの特殊貨物も配送可能であることです。独自のガイドラインを策定し、検体を正確に届けています。
鴻池運輸では、教育を受けたスタッフが検体輸送を担当しており、専門性の高いサービスを提供しています。高機能保冷剤と専用BOXにより検体の品質を保持し、確かな輸送を実現させています。
佐川急便のグループ会社である、佐川グローバルロジスティクス。検体輸送パックを展開し、料金の均一化を図ることでクライアントのコストの負担軽減に努めています。資材にはアイスボックス(温度管理輸送容器)を活用し、検体に適した温度帯での輸送を行います。
セルートは北海道から沖縄まで全国に輸送サービスを展開し、ネットワークが広いことが特徴です。メディカル物流サービスに携わるスタッフの育成に注力し、専門性の高いサービス提供に努めています。
佐川急便では検体巡回回収コスト軽減を図る独自のサービスを展開し、コスト軽減を図っています。配送時にはリアルタイムモニタリングシステムによって温度管理を徹底し、検体の品質を担保しています。
日本通運では全国を網羅した配送ネットワークにより、クライアントにとって適切な輸送プランを提供できるのが強みです。
また輸送物の特性に合わせた専用輸送サービスを提案可能なので、より確かな輸送を実現できます。
検体輸送専門業者として48年以上の経験を有するメディカルネットワークサービスは、法令遵守をはじめ迅速な対応ができるのが強みです。培ったノウハウやスキルを駆使し、医療関係者や患者の幸せな未来を創ります。
国際空輸では非臨床実験や市販に至るまでの臨床試験、市販後の臨床試験などに参加しており、治験薬についての知識が蓄積されているのが強みです。7温度帯に対応できるメディカルパックを活用し、輸送物の温度環境に柔軟に対応しています。
近鉄ロジスティクス・システムズでは、受注から在庫管理、貸出調整、配送、返却に至る医療機器の運用に関わる多くの業務をトータルサポートしているのが特徴です。
主に人工呼吸器や麻酔器、眼科用手術機器などの高度管理医療機器の輸送を実施しており、多くの経験を有している会社です。
クライオセンドが提供する検体輸送サービスの強みは、ドライシッパーを活用した極低温輸送を実現させていることです。マイナス150度以下の極めて低温状態を保ったまま輸送ができる容器を活用することで、検体の品質低下や損傷のリスクを低減させます。
メディトランセの検体輸送サービスの強みは、医療情報技師・臨床検査技師の経験と知識をもとにして発案された高い精度のサービスを提供していることです。ルート配送だけでなく、定期輸送・スポット輸送にも柔軟に対応しています。
トラスト・エキスプレスでは、GMP・GDPに準拠した同社独自の輸送監視システムを活用し、お届け先に正確に輸送しています。手間のかかる業務や関連業者選定などは同社が一貫して担当しているので、クライアントの業務負担を軽減できます。
ヒューマンズボンドでは温度データロガーを設置しており、データの推移をモニタリングしているのが特徴です。輸送後には詳細な温度推移表を共有し、クライアントの検体品質管理をサポートします。
ロジクエストの検体輸送の強みは、他社ではなかなか対応できないような厳しい条件でも温度管理をしながら配送を実現させていることです。高性能蓄冷材アイスバッテリーを活用することで最大72時間温度を維持し、検体の品質を低下させずに輸送できます。
柴又運輸では、細胞輸送や再生医療製品に特化した専用車両を有しているのが特徴です。温度を一定に保つことのできる機能があるインキュベーターを搭載した車両であり、3度~45度間で温度を一定に保てます。
リンケージでは、検体輸送に季節や外気の影響を受けにくい専用輸送ボックスを活用していることが特徴です。−20度以下の温度帯から、2~8度の冷蔵温度帯などの要望に応じて柔軟に対応でき、クライアントの求める配送を実現可能です。
タムラコーポレーションには検体や医薬品について専門的な知識を有した女性スタッフが多く在籍しており、丁寧かつ繊細なサービスを提供していることが強みです。
プライバシーマーク・Gマークを取得しており、個人情報や機密情報を守りつつ、確かな輸送をサポートしています。
エフワン便が提供する検体輸送サービスの強みは、コロナウイルスを含んだカテゴリーBの臨床検体輸送に対応していることです。厚生労働省が推奨している保冷バック(スギヤマゲン製)を活用し、輸送物の品質低下を防ぎます。
高機能物流センターを活用して診断から治療までのトータルヘルスケアに貢献している、メディスケット。検体輸送の中心には物流センターを設け、主に医薬品と検体集荷を担っている会社です。
サンエスでは、無理のない確かな輸送を実現させています。使用する車両は定期的に清掃・洗車を行い、常に清潔な状態で輸送します。
またBCPによる認可を受けており、自然災害による被害を最低限に抑え、早期に復旧できる手順を検討し推進しています。
ファイセルでは、ドライシッパーやドライアイスを活用し、輸送物に応じた温度帯での輸送を実現できるのが強みです。集荷した検体を保管施設で預かることも可能で、多種多様なサービスを提供しています。
グリーンエイトでは、100%オーダーメイドの物流ソリューションを提供しています。遅延なく時間通りに輸送でき、信頼性の高い国際エクスプレス輸送を実現させている会社です。
エスアールエルでは集荷管理システムを導入し、集荷員の場所をリアルタイムで把握できる仕組みを整え、確かな検体輸送を実現させているのが強み。急な集荷依頼にも柔軟に対応し、検体の受領確認も可能です。
専門家チームを構成し、高い安全性かつ迅速な検体輸送サービスを提供しているのが強みであるTNSコーポレーション。クライアントから厚い信頼を寄せられる医療に特化したサービスを提供しています。
DHLメディカルエクスプレスは、メディカルマテリアルに特化した医療業界向けの国際エクスプレ スサービスを提供。輸送のハンドリングとモニタリング、梱包材など医療業界で求められるサービスを提供しています。
検体を一般貨物で送るのは、多大なるリスクを伴います。冷蔵・冷凍保存したとしても、その温度が適切に維持できていなければ品質劣化を招きます。劣化した検体からは、正しいデータは取れません。
といっても、すべての検体に温度管理が必要なわけではなく、重要なのは検体にマッチした適切な輸送方法かどうか。ここでは代表的な検体を分別し、おすすめの輸送会社をピックアップしています。
※参照元:FedEx公式サイト(https://www.fedex.com/ja-jp/about/facts.html)2026年4月調査時点