検体とは検査や分析の対象になるものを指しており、この検体の輸送を請け負う業者も存在します。このページでは「放射性同位元素」の検体輸送について、注意点などを詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてください。
放射性同位元素を知るにはまず放射線・放射能について知っておきましょう。放射能には「自発的に放射線を出す能力・物質のこと」「放射性物質の量」という2つの意味があります。
そして私たちの周りには多数の元素が存在していますが、そのうち陽子数は等しいが中性子数が異なるものを「同位元素」または「同位体」といいます。この同位元素のうち、放射線を放出する能力「放射能」を持つものを放射性同位元素といいます。
放射性同位元素はいわゆる放射性物質に分類されますので、その輸送においては国土交通省が定めている規制などを遵守する必要があります。取り扱いに関して定められたさまざまな決まりをきちんと守ったうえで輸送しなければいけませんので注意しましょう。
このサイトでは代表的な医療検体を「生体検体」「乾燥・凍結検体」「実験動物検体」に分け、それぞれのおすすめ輸送会社を紹介しています。依頼先選びの参考にしてみてください。
放射性物質の輸送・運搬に関しては国土交通省によって「放射性物質(RI)等の輸送に係る規制」が定められています。技術上の基準や危険時の措置、検査などについてのほか、積載方法・標識・見張人、防護計画、教育訓練などさまざまな内容について定められています。陸上輸送のみならず、海上輸送・航空輸送など輸送方法ごとにも定めがありますので、必ず確認しておきましょう。
放射性輸送物についてはその放射能の量によって3つに分類されます。放射能の少ない順番に「L型輸送物」「A型輸送物」「B型輸送物」と区分されており、収納量により危険性を抑えたり一定の強度にすることで衝撃に対する耐久を持たせる必要などがあります。
各輸送物はその梱包にも例が挙げられています。特別形・非特別形の数量について定めがあるほか、輸送物表面における1cm線量当量率の最大値や車両表面から1mの位置における最大線量当量率についての定めがあります。また、開封時や梱包に放射能の表示をする必要もありますので、必ず確認しておきましょう。
検体輸送は専門的な知識が必要であり、輸送対象物によって気をつけるべき点が異なります。放射性同位元素の輸送はその中でも特に注意しなければいけませんので、専門的な知見やノウハウを持っている業者に相談・依頼しましょう。
検体を一般貨物で送るのは、多大なるリスクを伴います。冷蔵・冷凍保存したとしても、その温度が適切に維持できていなければ品質劣化を招きます。劣化した検体からは、正しいデータは取れません。
といっても、すべての検体に温度管理が必要なわけではなく、重要なのは検体にマッチした適切な輸送方法かどうか。ここでは代表的な検体を分別し、おすすめの輸送会社をピックアップしています。
※参照元:FedEx公式サイト(https://www.fedex.com/ja-jp/about/facts.html)2026年4月調査時点